with tears in one's eyes
2009-09-14
小さい頃、田舎のおじいちゃんおばあちゃんちに遊びに行くと
必ずと言っていいほど帰りの見送りの時、おばあちゃんはいつも泣いていた。
孫との別れがそんなに悲しかったんだろうか。
いつも泣いていた。
それが去年お墓参りをしに里帰りした時、初めておばあちゃんは泣かなかった。
というよりも私のことが誰かわからなかった。
どうやら「 認知症 」がかなり進行していた様子。
うすうす母親から聞いてはいたが、実際目の当たりにするとショックが大きい。
「誰かわかる?」の問いかけに「わかんない」という答えが返ってきた時は
平然を装っていたが、正直その場で泣きたかった。
記憶から消えるという事は、本当に辛い。
でも、私の記憶には元気なときのおばあちゃんの記憶が鮮明に残っている。
だまっこもちを作って待っていてくれたおばあちゃん。
マカダミアナッツが大好きだったおばあちゃん。
ルービックキューブが得意なおばあちゃん。
何かっていうと泣いていたおばあちゃん。
いくらでも、出てくる。
「わかんない」といわれてもおばあちゃんの孫にはかわりない。
鼻も耳も目も、おばあちゃんに似た孫だから。
そしてお花が好きだったおばあちゃんに今年も感謝の想いを込めて
9月21日には、お花を贈ります。
また泣いてくれるといいな。
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